先日のこの記事で「いまはぎっくり腰が増えて…」ということを書きました。
けっこう身近なところでも増えてきていて、それもまあ、性質(タチ)のあまりよくないヤツですね。
ぎっくり腰も、いやそれに限らず、起きてきた症状や問題には、性質(タチ)があります。
激痛から始まりいきなり動けなくなる場合、
「ん?」…という腰に独特の違和感が発生したところから徐々に…という場合、
さっき痛くなって左側、でも少しづつ右側にも…という場合、
etc…
など、各人各様でもあり、同じ人でも2度3度起きれば、痛み方も変わるでしょう。
お医者様に行けば、いわれることややられることはそんなにどこも大差ありません。
椎間板が…、ヘルニア…、痛みで弱くなった心に、いきなり手術を勧められることもあるでしょう。
気をしっかり持って、冷静な判断をされますよう。
最初に激痛が来た…そこが、その今回の痛みの始まりです。
そこから動けなくなるほど痛みが増すこともあれば、そのまま膠着する場合もあります。
発生した日は動けたけれど、その翌日は痛みで動けなくなった…こういうケースも起こり得ます。
手技で施術する側のセオリーとしては、すぐに手を出さず、事態の成り行きを予測しつつまずは見守る。
翌日になっても痛みが増さない、むしろ痛みに慣れたようなら、そこで。
この場合は、概ね解消方向に、痛みが消える方向に向かうでしょう。
翌日さらに…という場合は、そのピークを待てるのなら待ってから。
どうしても初日or2日目に施術をする必要があるのなら、2重3重に痛みが出てくるので、肚を据えて取り組みましょう。
いかなる症状も、体には体の事情があって、理由があって起きてきます。
突発的ではあるように思えるでしょうけれど、実際には、かなりいろいろ溜め込んでいるから、爆発的に起きてくるのです。
こうした場合、体は何といっているか…せっかく動けなくなってしまったのだから、体からの問いかけにしっかり向き合ってみるのも、いいかもしれません。