なんか、懐かしい…
視覚・嗅覚・味覚…五感のそれぞれで懐かしさを感じること、
懐かしい風景、幼き頃に嗅いだ花の匂い、おばあちゃんの作った煮物…それなりに長く(?)生きているとそういうモノやコトの2つや3つは、ありますよね?
僕はまあ、昔から珈琲はわりと好んで呑みます。
好んで、といっても、たとえば焙煎云々、この国のどの豆が…ということは割とどうでもよく。
ふと入ったそのお店の、こだわりがあるようならばそこのブレンドをいただく…ブレンドというのは、そのお店の珈琲への考え方や思想、豆を焙煎している方の想い、あるいはその人柄が反映されるような気がします。
そういうことから、初めて入るお店では、ほぼほぼまずはブレンドを頼みます。
そうでなければ、マンデリンのようなコクのあるタイプを割と選ぶんですけどね。
今回、初めて入ったそのお店は、ブレンドが4種類ありました。
淡い系から濃いコク系まであったのですが、その中で「初めての方にはこちらがオススメ」とメニューに書かれたブレンドがあり、そちらを注文。
いただいて、ビックリ。
もっと酸味が立つのかと思ったらそうでもなく、とても味のバランスがいい。
そして、とてもキレイな珈琲感…なのに、グッとくるコクもしっかりしている。
どこか懐かしく、しかしその珈琲の洗練度合いはそうそう出会えない…んじゃなかろうか。
食べるモノはフルーツケーキだけ、あくまでも珈琲というその姿勢も、僕的には心地いい。
福岡・『珈琲美美』…珈琲通で知らぬ人はいないであろうこのお店。
心に、残りました。