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意識の隙間

それまでの人生と、それ以降の人生。
その明確な線引きとなるようなイベント、出来事、心理的衝撃…などは、ありますか?

人間というのは、日常を生きています。
というか、
非日常も、慣れてしまえばそれが日常になるのですから、日常を生きている、といってしまってよいかと思うのですが…日常の中で、ふとその瞬間が訪れたりします。

それが訪れたその瞬間、見慣れた景色が妙に新しい。
いつもの景色のはずなのに、彩りもトーンも、何か違う。
それまでと同じはずなのに、すべてが、何か違う。

パラレルワールド、並行世界といった隣り合わせの、あるいは裏側の世界、という話ではありません。
いま、あなたが生きているこの世界でそれが起きる、ということです。

人間には、「私」を感じる機能が標準装備されています。
その「私」というのは、その「私」という感覚を確かなものとしたい。
それゆえに、その「私」は、さまざまな角度でその「私」はこういうものだという自己認識を創造し、「私」という感覚を強化していきます。

でもまあ…
その自己認識というのは、儚く、脆い。
壊れやすいので自分を護る意識が育つワケですが、強固に護っていても、ほんの少しの隙間で、あっという間に崩れてしまいます。
昨日まで「堅実で優秀な私」であったとしても、
今日には「堅実で優秀な私」を演じることができなくなる…そういうことだって、あるのです。

意識の隙間にフッと、別の概念が入り込む。
人間は、コレに大変弱く、無防備に等しいのです。
それまで鉄壁であった自己、「私」という概念が、何の抵抗もなく変わり得る。

まあ、「私」もまた概念ですから、決して不変ではない…ということで。

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