…といっても社会情勢とか「〇〇国はどうなる」的な話ではありませんので、その方面を期待されてこのページを開いた方には、先に断っておきますね。
体とか、心とか、『TamuraTech Japan』とか…
そこらへんに興味のある方に向けた話です。
別段、人間に限った話ではないですけれど、
この世界で起きること（現象）にはすべて、何かしらの「理由」があるから起きます。
これが「縁ありて生じ」という、縁起論の考え方。
そうかと思えば、「起きること、生じることのすべては神の意志」ともいえる。
よくいうワンネスはつまるところはそういうこと、なので「一なるもの」＝神に比定するしかないもんね。
『TamuraTech Japan』でいっている「誰もが神の分御霊」…というのは、どちらかとも云えます。
でも、人間がこの世を生きるということは、すなわち因果を生きるということだ、という考え方もここには含まれています。
だから、体に起きること（現象）も、ここからは逃れられない。
理由（原因）があるから不調（結果）が起きる。
たとえば、肘とか膝とかに不調が起きる。
最近は、ますますすぐに「手術」という選択を促す傾向があるように感じるけれど、まあそれは置いておいて、西洋医療含め多くの治療系機関では「肘」なら「肘」、「膝」なら「膝」を検査し、治療しようとします。
まあ、それが現代社会のスタンダードなんだからソレはそれでいいけれど…結果、外科的な手術でメスを入れ、そこはとりあえずよくなったけど、総体的な関節の機能、働き自体はグッと悪くなった…というケースもあります。
そこで、多くの方は「しかたない」と納得する…それしか方法はなかったと思っているのだから、そう結論されるのも当然と云えば当然なのかもしれない。
広く大きく綺麗な建物で、
最先端の設備と最先端の教育の施された医師がいて、
最先端の治療法で最高の治療で…
…とくれば、「しかたない」と思えるのもしかたないのかもしれません。
けれども…
30年近く施術者やってますから、こうしたケースや似たケースを、たくさん見聞してきました。
心理学的に白衣効果というのがあるのですが、白衣を着たお医者様というのは、病む者、病んで心が弱くなっている者にとってはそれだけで権威であり、救済者として見えるんです。
その威光暗示によって、自分の拙い意見よりも権威の意見が確かで、正しいものと心理的に思えてしまいます。
まあ、これには、そもそも白衣をそう見えるように仕向けていく必要があって、それにはメディア、SNSが活躍しているワケですが…それはまた別の機会に。
さて、
それでまあ…
そろそろ、少し先の未来の話をしましょうか？
肘とか膝とかに限らず、
体のあらゆる器官、臓器は繋がり合い、補完しあって「生きる」という行為を営んでいます。
心は、体という物質を動かし、この世界を継続的に認識し続けています。
この「繋がっている」「動かしている」という事実。
ここが大事です。
ここを無視して、体の各部位を単なるパーツとして捉えると、「いま何か起きているところだけ」しか診なくなる。
整体、という言葉を、現行イメージされるような方向性で使われるようになったのは野口整体以降。
しかし、もはやあっちもこっちも「整体」となって収拾がつかなくなっているように思います。
だからといって新しい何か奇抜な…ということではなくて、
これから先は、それぞれがそれぞれ独自の「アジ」を出したネーミングが出てくる時代になっていくだろうな、と何となく思っています。
もちろん、『TamuraTech Japan』にも２つのセッションがありますから、それぞれ独自のネーミングでいきます。
そして、それぞれの「アジ」を謳うことをためらわない人達が増えてきて、そうなってようやくこの業界も群雄割拠的な時代へ突入していくでしょう。
あ、揉めるとか、そういうことでなくてですね。
世の中が、その価値や意味に無関心でいられなくなっていく…まあ、今よりはですが。
そうなると、さて、白衣効果はどうなっていくのだろう…いろいろ動きが起きてくるでしょうね。
あっちでもこっちでも。
あ、それで、
近々、「連続講座」の参加者の募集を始めます。
体の観方、考え方、技術、また施術者としてのマインド、さらに…と、てんこ盛りとなる予定。
単に「施術」ということだけでなく、これからの未来を柔軟に、しかし強靭に生きていく普遍的な智恵みたいなとこからお伝えしていくつもりでいます。
こちらはホームページにて別ページ作成して募集します。
ということで。
