最近、量子セッションで背中を観察していると、あることに気づく。
精神の気力の落ち込みを示す背相の方、あるいは逆に精神の興奮を示す背相の方が増えている。
とはいえ、当のご本人にお聞きしてもその自覚はない場合が多く、これはやはり潜在意識の反映として起きている現象の一つなのだろう。
「背相」というのは、手相とか人相とかいうのと概ね同じような意味で、背中、背骨にはそういった相、「すがた」が現れるということ。
脊椎骨一つ一つから心体の微妙な状態を見極める技術というものがあり、身体均整法や野口整体などではそれをひと口に「観察」といっている。
微妙な位置、硬軟、強弱…主張の激しい骨もあれば、ひっそりと目立たないように静かに病んでいる骨もある。
頚椎(首)7、胸椎(胸部)12、腰椎(腰)5、仙椎(仙骨)5、尾椎(尾てい骨)は、最近では3から6、とされている。
これらの骨の一つ一つに、その個人の生きている証が、眠っている。
世相と背相は連関する。
しかし、かなり世相に疎いタイプの方でも関係なく背相はその影響を示すから、なかなか興味深い。
ツルンとスベスベした、スッと上からしたまで気の徹る背骨というのは、一つの理想とされている。
まあ、なかなかそういった方にお目にかかることはないのだけれど…。
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